「勝負は下駄を履くまで判らない」麻雀最盛期のあの頃
ジャン友たちの此の至言につい惑わされ能々卓を囲ったものだ。
勝負事は此の不確かさが在るからこそ胸ときめかすのです。
参議選の公示の翌日の新聞の一面記事に「自公改選過半数の勢い」の大見出し在り。
更に追記して三分の二以上の議席獲得の勢い在りとダメを押す。
水を差された。
ガックリ気落ちしへなへなと力が抜ける。
政権を選択する選挙ではない筈だが此れでは戦わずして長期安定政権の更なる安定を天下の公器たる大新聞が保証したも同じではないか。
公器が公器たる由縁はそれが世論の動向で在る程度信憑性が伴なったにしろ公表の是非を慮る温情が在って然るべしだと思う。
せめて社会の公器たる大新聞には「武士の情け」を温め「惻隠の情」の何たるかを良識ある読者に知らしめて欲しかったのです。
与野党舌戦を繰り広げます。
そんな時に「与党安泰、野党共闘苦戦必至」と早くも勝ち馬に跨り得意然とする評論家のお方がいらっしゃる。
しもじもを扱き下ろす事に活路を見い出すお方のようです。
恐れ入りました。
それにしても斯なる愚かなことを書き連ねることが許される「表現の自由」を頂く好い国です。
憲法を守ろう。