老いのひとこと

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旧盆の墓参り、例年なら大阪の息子に伴って執り行なうが今年は盆帰省敵わずどうしようかと迷いおれば幸い次男から同行のお誘いが在って何とか済ませて来た。


先ずは次男の嫁さんの実家の分を済ませ観光客で賑わう東山界隈を通り抜け家内の実家をお参りし野田山墓地にてわたしの実家とわたしの実弟に手を合わせ最後にわたしは自分の墓の前にて恭しく頭を下げて来た。


改めて自分の入るべき安住の地をつぶさに観察するに誠に貧弱ではないか。


だが周囲と比較しても意味が無い。


実に風変わりな個性的な墓であることを改めて再認識できた。


墓は其の主の体を表す、まさにわたしにそっくりではありませんか感心するばかりではないか。


息子夫婦と家内は確と此のわたしの墓に向かい数珠を携え合掌しているではないか。


 


昼食がてらに老舗トンカツ店にて極上品に在り付けた。


御馳走になった美味かった。