陶芸教室が再開する、若き新参者が入門された。
見るからにアーチスト風の風貌からして只者ではなさそうにお見受けしたのだが案の定相当の年季が入った強者でいらっしゃった。
師匠格に相応しい若きリーダーを快く歓迎することができた。
丁度うまいタイミングで偶々土鈴作りの工程で躓いた箇所に質問を投げ掛ければてきぱきと応じて呉れる。
大いに助かる、思わずわたしは早くも初対面の彼に向かい「先生、お願いします」と問い質してしまっていた。
何かと心丈夫な水先案内人を得て好かったではないか。
私製の人形型土鈴は殊の外巧くいったようだ。
どうも此の若きお師匠さんのお蔭ではあるまいか。
勿論我が独創には非ずしてハードオフ店で入手した雛型の所為に他ならない。