老いのひとこと

外歩きをすれば地域の集会所の検針盤の取り換え作業の現場に出くわす。

作業服姿の作業員がお一人黙々と働くのを取り巻くように市のユニホーム着用の吏員が4人何するでなく進捗状況を観察している。

手持無沙汰そうに屯すると言った方が適切だ。

 

何んと無駄なことを彼らには我らの血税が宛がわると思うと同時に維新の会の「身を切る改革」のワンフレーズが脳天を過ぎる。

今や燎原の火の如く日本国中を席捲するあの維新ブームそのものを目の当たりにしたも同然。

維新の強さが此処に在りと確かに実感する。

 

その日本維新の会野党第一党の座を剥奪するに留まらず自公政権に代わる維新政権樹立を目指す日の出の勢いは止むこと知らない。

其の暁には9条は改憲され集団的自衛権行使は地域を限定しながらも容認し、また敵基地反撃能力は現実のものとなり、しかも核共有論を強引に推し進めないとも限らない。

維新の台頭は日本の良識を狂わせてしまう。

 

日本人はそれを許すほど愚かなりし民族なのだろうか。

「袈裟の下に鎧」と言うが其れを見抜けぬほど日本人は間抜けなのだろうか。

 

朝日新聞の調査ですら比例区の投票先は維新17%で立民の10%をはるかに凌駕してしまった。

初夏だと云うのに今日はめっぽう寒い。お先が真っ暗だ。

国の未来を案ずる。