老いぼれへぼ剣士の独り言

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鹿島神宮武徳殿              ふれあい体育館
 
 
 
久しぶりに孫と共に汗を流す。
どうしたことか蒸し暑かった。
その為か、何時になく覇気なく精彩を欠いた。
祖父との二人きりのお稽古では、なおのこと止むを得まい。
お稽古が、当たり前のお勤めだと達観できるほどの腕前では決してない。
道場いや実際は体育館の床を踏むだけで十分ではないか。
高望みをしてはいけない。
孫が可哀想ではないか。
わたしに付き合ってくれただけで喜ばねばなるまい。
帰りの車中で言い聞かせた。
面やお小手を打てるようになることは、もちろん大事なことだよ。
でも、それだけではないよ。
自分の弱い心、どうしようかなあと迷った心を
竹刀で打ちのめすことも大事だよ。
また、ムシャクシャした気持ちとか悩み事をメエエーンと大きな声と共に全部吐き出してしまう。厭なことを汗と一緒に体の外で全部出し切ってしまう。
とても大事だよ。
それと、もう一つはご挨拶です。
稽古の後先に“おねがいします”“ありがとうございました”と言えるのなら、道場の外でも見ず知らずの人に“こんにちは”と挨拶できればとても良いことだと思います。
やっぱりお説教になってしまいました。
 
なんの見返りもない
それでも、ただひたすら真摯に黙々と打ち合う一時を大切にしてその味わいを噛み締めよう。