独り言

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 先日、カーリングのテレビ中継を見た。全日本選手権中部電力チームが優勝していた。
 ルールはからっきし解らなかったが、画面に引きつけられ虜になってしまった。
 不思議な魔力に引きずり込まれ、陶酔境へと誘われてしまった。
 わたしは、氷上での静かなる格闘技にみえた。
 円石を押し出す人の鋭い眼光、生の眼ではなく据わった心眼がたまらない魅力だ。
 心の目でもって、標的たる敵を観通すが如き研ぎ澄ました沈着冷静なる眼差し、身震いしてしまった。
 あの眼は、命を賭した武人の目だ。
 氷上での静かなる格闘技に違いない。
 神懸かりの技としか言いようのない。 
 神の手が寸分たがわぬ目標物を的確に打ち抜 いている。
 ふわついたり浮つくところでない。終始重々 しい雰囲気の中、石を放り出す掛かり手の重 心がどっしりとしてどこまでも重い。
 まさに丹田にこそ集中心が見事凝縮している のだろうと思った。つづく