老いぼれの独り言

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夏場に山間の渓谷へ足を踏み入れると突然オロロの大集団に襲われる。
吸血アブの異名がある通り誰しもパニックに陥るほどの怪物だ。
巨大な蚊取り線香如き発煙筒でいぶす以外手がない。
しかし、其処は大自然の真っ只中深山の景観があり何より空気が真新しくて美味しい。
オロロ同様昆虫には違いないがハエの方がもっと怖い。
汚物や異臭、死臭に群がる、際限なく群がる。
害毒を無秩序に理性なく伝搬する。
程なく蛆虫と化し、また際限なく増殖する。
そこには大自然の景観なく澱んだ不健康で悪徳な空気が跋扈するだけ。
わたしのメールに日ごと夜ごとこのハエのような魔物が忍び寄る。
非建設的で退廃的で、憐れみすら覚える。
わたしは変人奇人で余程の異臭悪臭死臭さえ発しているのでしょう。
間違えられても仕様がない。
 
そんなことあんなことすべからく達観しよう。
どうでもいいことはどうでもよい。
何事もなかったかのようにいつものように平然とやっていこう。
わたしには何も見えない、何もない。
我が道をとぼとぼ歩くだけ・・・
 
迷惑メールに目くじらを立てるようでは、まだまだ洟垂れ小僧に過ぎまい。
天下達眼の士には、まだまだ程遠い。
やはり、とぼとぼ歩きながら修行しなければなるまい。