老いのひとこと

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日本人が御三方揃ってノーベル賞を受賞なされた。
 文句なしの快挙で日本國中が明るく輝きました。
 LED照明で15億人の人類に光り輝く明るい未来を齎すことも約束なされた。
 とても素晴らしい事であり日本人の一人として誇らしげに感じる。
 それとは別にマララさんがノーベル平和賞を受賞した。
 17歳の少女が国連で演説したし今またオスロで受賞の演説を見事果たした。
 神童というのでしょうか感心の極みを通り越して感動の余り目頭が熱くなった。
 よくぞ、あのような名言を次から次へと繰り出すことが適うものだ。
 英語で語る言葉の意味は分からぬまでも彼女のまなこがまざまざと真実を訴えかけてくる。
 真実を語る人の目はこんなに鋭くしかも美しい目であることを知らされた。
 幼き彼女が口にする一言一句の言葉が余りにもずっしりとして重すぎる。
 こころに響き楔のように喰い込んで離れようとはしない。
 彼女の教育への提言は只単に6600万の文盲少女たちの代弁だけではなくもっと重大な意味合いを秘めているように思えた。
 何かしら、先進文明国への警鐘のようにも伺えた。
 
 
マララが演説で語った中に、
「わたしの父親はわたしの翼を切り落とすことをしなかった。だから、わたしは自由に羽ばたくことが出来て夢を適えることができた。その父親に先ずは感謝したい」の言葉がえらく印象的だった。
 そして、あなたに次なる大きな夢を抱いて呉れることを望まざるを得ないのです。
 
 嘗てのオバマも「チェンジ」を強く訴えたが此のマララも「チェンジ」を強調していた。
 今真っ只中の学校襲撃事件に身を呈して関与致すことは余りにも危険すぎることかも知れません。
 
 でも、此のマララさんの「チェンジ」の言葉の中にある彼女の愛の言葉で以って凶暴なタリバン一派をも懐柔させる魔力を宿してはいはしまいか。
終にはタリバンとの和平にまで辿り付く奇跡に期待するは余りにも馬鹿げたことなのだろうか。
 
 更には、イスラム圏内の血で血を洗う宗教的、民族的、政治的対立紛争の構図を融解させる神力を此の彼女に期待するはやはり酷なことなのだろうか。
 
 また、彼女がジャンヌダルクのような救世主を自負するのならユダヤとの民族抗争瓦解の旗手に名乗り出て身命懸けて立ち上がって呉れることを嘱望することも不謹慎すぎる事なのだろうか。
 ノーベル平和賞受賞を機にマララをして平和のシンボルとして神格化するのは大袈裟すぎることかも知れない。
でも、彼女を温かく見守り平和の天使として支え育て上げて行く大きな責務を地球人一人一人に課せられてはいはしまいか。
同時に、彼女自身がもう一皮も二皮も脱皮して寛大な包容力を宿した人類の救世主足る女神に成長してほしいものです。
それはタリバンアルカイダを敵視するのではなくあなたの寛大な包容力で融解させなければ意味がないのです。
大変だろうが次なる大きな夢を求めて前へ進んでほしいのです。