老いのひとこと

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           無断掲載



 131日に「ドイツの良心」を体現なされたと云われるワイツゼッカー元ドイツ大統領は94歳でお亡くなりになられました。


 


 2月11日にベルリン大聖堂にて国葬が営まれ国内外からおよそ1400人の参列者がその死を悼んだのだという。


 


 我が日本国から参列なされたお方については何れの報道機関にも触れることはありませんでした。


 


 ワイツゼッカー氏が生前にお口に為されれた有名なお言葉がたくさんあります。


 


 Ⅰ「過去に目を閉じる者は現在に対しても目を閉じる。


非人道的行為の記憶を拒むものは誰であれ、再汚染の危険を冒すことになる。」


 


Ⅱ「過去に目を閉ざすものは将来に向かって盲目である。」


「ナショナルな政治がもつ限界を克服することがナショナルな政治的関心である。」


 


「罪があろうが、無かろうが、若かろうが、老いていようが、全国民が過去を受け入れなければならない。」


 


Ⅴ「自由民主義体制において必要な時期に立ち上がるなら、後で独裁者に脅える必要はない。


つまり自由民主主義擁護には法と裁判所だけでは不足で市民的勇気も必要である。」


 


奇しくも2月11は「建国記念日」でした。


全国各地で奉祝記念式典が執り行われ奉祝パレードも花を添えたのだという。


 


甚大な犠牲を払い今次大戦は終結した。


日獨両国は共に戦後70年互いに平和を求めて国際社会に貢献してきた。


2月11日の日に因んで、敗戦国日本とドイツ両国の立ち位置スタンスを何かしらつくづく考えさせられしまったのです。