毎日毎日同じことの繰り返し。
単調に物憂げに365日同じことを繰り返す。
三度の飯を喰らい歯を磨き床に就く。
来る日も来る日も体育館の片隅を行ったり来たりぐるぐると回り続ける。
檻の中のサルとよく似ていると傍のものはよく口にする。
単純な人間に与えられた生きるための下らぬ習性なのだ。
進歩の為の改善の余地なく無為に同じことを繰り返している。
飽きることなく恰も痴ほうのように堂々巡りに終始する。
ただ一つ例外がある。
日日の日報のネタだけは同じことの繰り返しは許されまい。
この日々変化し続ける行為は結構大儀だ。
此れだけが生きている証しなのでやはり繰り返さねばなるまい。
大儀な事の繰り返し、どうも此れが人生と云うものなのか。
年年歳歳コブシの花はほころびサクラのお花は咲き乱れやがて散り染める。