いい歳抱えて今後の進路をどうしたらよいのか正直戸惑っている。
しっかり敷かれている既定路線のレールに乗ってしまえば事はいとも簡単に解決するのでしょう。
それはOB会に分立する主流派と非主流派の前者の方に全員が合流することであり、しかしそれは取りも直さず二派分立を既成事実化し固定化してしまうことになる。
対立するとは言え、恐らくは組織運営上の亀裂が表面化したに過ぎず、決して陶芸観とか芸術観上の決定的な齟齬ではないはずだ。
何ゆえならば、同じ工房に居て同じ窯を共用し、更に両者共々共同で作品展まで催しているではないか。
何よりも分立の解消を担保するような関係者同士の折衝の場を設定するように働きかけねばなりません。
話し合いの余地がないという頑なな立場を何としても軟化して戴けるように説得いたさねばならないのです。
今日は、同期の12名は非主流派グループの作業中の工房を訪問し解決の為の妥協案を模索致したのです。
されど解決の糸口すら見えず返って混迷の度合いを大きくしただけのように思えて仕方がなかった。
でも「世話ー無いせわー無い、何とかなるものさあ」とわたしの背中を後ろ押しするもう一人のわたしが此処にいる。