老いのひとこと

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調べてみれば郵便番号がお目見えしたのが1968年昭和43年のことでした。


発足当初は3ケタで1998年の平成10年を期して7ケタになったらしい。


だから、今此処に手持ちの〠921の住所スタンプは1980年ころに作った随分年季の入った代物となろう。


記憶は定かではないが恐らくこれは新竪町の東京堂さん手製のモノに違いはなかろう。


そんなものを愚直にも今以って保管し此の賀状の時期には必ず引っ張り出すのです。


一事が万事何事も古い仕来たりに凝り固まった時代遅れの典型例になろう。


脱皮し改革改良し生まれ変わることとは縁遠き存在なのでしょう。


 


とにかく差出人が古臭いドジな人物であることを殊更誇示できればそれでいい。


つまりは手押しのゴム印のみならず宛先住所はもとよりすべて手書きに徹する。


それも墨を磨り毛筆でしたためる事に拘り通す厄介者だ。


此れを為さぬと年を越せない融通の利かない一徹者でもある。


 


尤も、表面の差出人郵便番号小欄だけは文明の利器プリンターのお出ましを待つしかないのです。