高知と京都をあるく≪10≫

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菅原道真公の誕生日が6月25日で命日が2月25日ということは知りませんでした。


だから25の日は此の神社にとっては此の世と縁がある日というので縁日になったのだと云う。


11月25日は北野天満宮の縁日で天神市開催の日であった。


そもそもわたしには縁日とは無関係だし興味も関心の欠片も持ち合わせなかった。


ずっと今日まで無頓着で在り続けてきた。


 


それが如何したことか家内が豪くご執心のようで紅葉狩りを兼ねて何が何でも天神市へ参らねばなりませんと奨める。


孫とむすこもお付き合いさせられてしまった。


処が来てびっくり見てびっくりの有様で只々恐れ入るばかりの仰天市でした。


足の踏み場もない押すな押すなの大盛況、此れをみる限り何の消費不況かいな日本経済は隆盛の極限にありゃしませんか。


と一見思いきや皆の衆意外と財布の紐は固そうだ。


決して露店の中までもギュウギュウ詰めではない。


主として物色するは羽振りの良い外国人の方々ばかりでその店主は皆々流暢な英語で応対為される。


此れには些か魂消た、露店商には英会話必須の観光都市京都の一側面を見せ付けられた。


 


それにしても喉から手が出る垂涎の骨董品の前で買う資力もないくせにわたしは釘づけ、只ひたすら目で見て撫で回したのです。


業を煮やした家内は斷捨離斷捨離と云って牽制する。


何んと出店した露店数は優に1000軒を超えると云う。


模擬刀をと思ったが思いの外みな登録証付きの真剣ばかりで手も足も出ない。


見飽きることがなかったが孫とむすこにも催促されて本殿にて成績向上の御賽銭を投げ入れて此処大繁盛の天神さんを後にしたのです