老いのひとこと

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無断掲載



入管法改正で風雲急を告げる27日に何事もなかったかのように新聞が配達された。


チャンネルを回せばテレビが映し出された。


我が家の地方紙の一面トップ記事は消費増税対策案で飾り、確かに特報欄には外国人技能実習生の実態を掲げてはいるものの何故この記事を一面トップに躍らせて我ら読者あまねく国民に真意を伝えようとは為さないのかどうしてもわたしには判らなかった。


昼のワイド番組各局共に日産ゴーン問題と大相撲問題に手が一杯のよう。


深夜11時台にNHKと石川TVにHABが扱うだけでBSのTBS報道1930やフジプライムニュースも何故かしら此の日は敬遠されたようだ。


寄って集って各種報道機関までもが封建時代さながらに「民は由しむべし、知らしむべからず」の古い慣わしに囚われてしまったのか。


人手不足を補うために外国人の手を借りねばならん事はよく判る。


しかし判らぬ事の方が余りにも多すぎはしまいか。


此の判らぬ疑問点を洗いざらい点検し万策を尽くす。


その過程を判り易く国民に解きほぐし教えるのが新聞やテレビの役割ではありませんか。


国民を聾桟敷に追い遣って経団連を慮る政権与党の思惑に組するだけのマスメデアであって欲しくない実に情けない。


法相不信任案が出された。


抵抗する手段が此れしかないとは此れまた寂しい限り。


そして又しても見たくもない強行採決を見せ付けられた。


あれよあれよと云う間に衆議院を通した。


もう遣り切れないうんざりだ。


 


議長の配慮がせめてもの救いだが遅きに失する。


 


当たり前のように多数意見が平然と罷り通る。


少数意見に耳を傾ける太っ腹で骨太なせごどんのようなデッカイ度量の政治家が此の日本に現われないものか。


そんな人物を此の目で見てみたい。


そんな夢でもいい一度は見てみたい。