2022-02-17 老いのひとこと 丸々と肥えた尺もののアオリイカを戴いた。 家内は早速刺身用に切り開いて身厚くさばいてくれた。 ところが大胆に頬張ればまるで消しゴムのように固くて撥ね返る。 奥歯で噛んでも寸分とて歯が立たない。 げっそり悲哀だ、幻滅だ、余りの不甲斐なさに腹が立つ。 入れ歯の咀嚼力は生地の歯の七割減だと聞いたが全くその通りで歯としても用を足さない現実を見事に曝けつけられた。 イカの刺身で歯が折れたでは話にもならない笑いものだ、情けないの一語だ。 実はもう一つ、今年は沢庵もダメになってしまった。 折角畑で汗を流し天日干しして40本、家内は一樽漬け込んで呉れたが今年は全てが徒労に終わった。 残念だが仕様がないのです。 イカも沢庵もお鍋で煮立てるしかない。 別々のお鍋ではなく一つのお鍋でごった煮もおもしかろう。