老いのひとこと

何んと久しぶりに第一孫娘の顔を見る、ひ孫のひーちゃんにも何んと一年振りになるかなあ。

気心優しいパパさんとも顔を合わせて何よりだった。

生憎、ひーちゃんはご機嫌斜めで、きっとお昼寝の邪魔を仕出かし相済まないことでした、御免なさいね。

 

今まさに建築資材は天井知らずに高騰し続け入手することすらままならぬご時勢に、更に追い討ちをかけるように金利上昇までもが囁かれる此の昨今に此の若きカップルは見事に一軒家をゲットしたではないか。

実に見事だ天晴れだ、感心の極みと言えまいか。

今日は新築のお祝いとひ孫の誕生祝いに、そして長男の還暦祝いを兼ねて新居を訪問した。

家内は赤飯を蒸して祝福した。

 

瓦葺の木造建築のイメージしかないものにとっては矢張り驚きだ。

一階には只々だだっ広いダイニングルームと称する空間がデンッと控える。

単調なる壁面がぐるりと取り巻き最新鋭モダン建築のモデルルームに殊の外魂消るしかない。

此れこそが今様の都会風ルームの「粋」なのだろう。

 

此のモダンルームに留め具を金槌で打ち込んで「端名清」や「滝川巌」の絵はやはり不釣り合いだ。

折角のゴージャスな雰囲気が台無しになることにわたしはようやく気付いた。

 

二人で相談の上、其れでも此の双副の油絵を所望するなら遠慮なしに申し出てくだいね。

二振りの刀もね、と帰り際に念を押したのでした。

わたしは孫娘愛用のママチャリと就寝用ベットを譲り受けわたしが愛用する。

心安らかに、身が終わるまで使いつづけたいものだ。