老いぼれの形稽古《19》

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わたしのブログ仲間、加藤さんより9月5日発信の七本目(その1)への貴重なるコメントを頂いた。
以下が、その全文である。
『あなたの剣道形の解説楽しみにしています。
太刀の形七本目は打太刀が二足一刀からまず左足で一歩攻め込み右足を出すと同時に振りかぶって仕太刀の正面を切りますが、仕太刀は打太刀が振りかぶった瞬間に右足の方向を変え、打太刀が振り下ろす瞬間に左足を右斜め前に出しながら打太刀の右胴切るという動作が非常に難しくなかなか右胴が切れず腹を切ってしまいます。
また目付を離さず打太刀が仕太刀を見た時には脇構えをとって残心を示すという一連の動作を一つ一つメリハリをつけて確実に行うのは何度行っても至難の技です。
ですが、かつて拝見した形で右胴を切って右膝を着き刀を水平の位置に止めるまで「ヒューッ、ヒューッ」と刀が鳴った事が有りましたがその形をイメージして、何時かは自分も打ちたいと思っているので七本目の仕太刀が一番好きです。』 以上
 
 
返礼の意味合いを兼ねて加藤さまへメッセージをいれた。
『七本目の解説ありがとうございました。
それで今少しわたしの拙い見解を申し述べます。お許しください。
(打)二足一刀で捨て身の正面打ちにいく。
(仕)予め予測し後の先で抜き胴に変化する
ここのところをもう少し細分すれば
(打)左足、右足で振りかぶる。
(仕)間を置くことなく面にいくように上体動かさず大きく振りかぶりながら右足をするすると開き、頭上にて手首を返し鋭く右胴に変化する。
加藤さまのおっしゃる、刃音確認するには相当の達人による大技でないと出ないのではないかと素人目には伺えます。
況してや腹ではない胴をそれも寸止めのように切り放つわけだから余程の超ベテランの方であったのでしょうね。
くどい様で極めて失礼な言い種なのですが
おっしゃる所の刃音は胴に入るまでの刃筋正しき剣先の動きから生ずるものと理解するものです。
二度目の“ヒューッ”は抜いてからの、それだと理解しております。
勿体ぶった知ったかぶりは最もよろしくない事なのですが私の見解を述べさせていただきました。
どうぞ無礼をばお許しください 。』
 以上
 
とても参考になりました。
これからの励みにもなりました次第です。
ありがとうございました。