老いぼれの独り言

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 自転車の経路がある。光が丘を突き切り額谷に入り公園を周遊した後、外環添いの歩道を四十万へ向かう。
 ホームセンター武蔵をひやかし、野々市市役所経由で小一時間のサイクリングコースである。
 リりとの散歩の代替えとしての一人旅である。
 お目当ては額谷から四十万へ抜ける緩やかな坂道であり、わたしの体力からみても格好の場なのである。
 ギア三段の❷で難なくこなせるようになった。
 学習効果ありと、自身納得している。
 登坂後は緩やかな下りで四十万地内に至る。
 その下り道の一角で昨日路上に転がる栗の毬の中に二個の丹波栗の実を拾った。
 隠匿したことに違いない。
 実は、今日も其処で柳の下にドジョウはいないと思いつつも物色すれば、やっぱり転がっているではないか。
 ポケットにして、ふと垣根越し目を遣ると気品の好い老婦人がいるではないか。
 あからさまに失敬し頂戴した事を告白致せば、快く両手一杯の収穫物を差し出されるではないか。
 赤ら顔には至らなかったが、恥ずかしい思いが募ったのでした。
 リリが居なくなって得た御利益ということになる。
 このようなことを、けがの功名とは云わないだろうと思いつつも・・・
 秋は喨喨と空に鳴りわたっています。
絶好の秋日和でした。