老いぼれの独り言

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あちこちでカラス騒動が持ちきりです。
 
お巡りさんに援護救護防衛策を依頼して防災管理体制に完璧を期したという素晴らしいお話も聞いた。
 
今日の、ふれあい体育館でもそのお話に花が咲いたのです。
体育館に勤務なされる職員の方が玄関先で飛翔中の鳩がカラスの急襲を受け地上に叩き落されて無惨にも鋭い嘴で片目を抉り出さんばかりに (つつ)かれる場面を目撃なされたらしいのです。
鳩を救助せんと追い払うが逆に人間がカラスに威嚇されんばかりに攻撃的であったのだという。
漸くにして瀕死の鳩を (かくま)い、せめて一命だけは救えないものかと獣医さんの元へ緊急搬送までなされたのでした。
 
その鳩は新潟県から飛来した伝書鳩で本来なら北を目指して行くべきところ南方向に (はぐ)れてしまいこの額谷に迷い込んだらしいのです。
気が動転し常軌を逸していたのでしょうか憐れにもカラスの餌食と化してしまった。
一命こそ取り留めたらしいが伝書鳩の機能回復ままならず新潟の飼い主の承諾のもと薬殺に及んだのだという。
 
恐らくカラスはわがヒナを襲う外敵にみえた一羽の鳩を襲わざるを得なかったのでしょう。
また、体育館に勤務のみなさん方は幾らちっぽけな命であったにしろ人としての務めを果敢にも () (とう)なされたのでした。
 
鳥たちと人との愛憎と葛藤の場面がとても素晴らしく思えた。
今日もこのふれあい体育館から得難き糧を戴いた。