老いぼれの独り言

イメージ 1
 
 
ここのところ物忘れがひど過ぎる。
少し前からその兆しには自身気付いていたのだが最近はあまりにも顕著過ぎる。
13日の木曜日は間違いなく弓の道場へ赴いたのだが先日の失敗を再び繰り返し素足のままであった。
此の日は先生から指摘される前におのれ自身が足元の異常に気が付き弓を引く心構えの無さを詫びてせっかくの半日を棒に振ってしまった。
17日の月曜日には細心の注意を払ったにもかかわらず巻藁矢を自宅に置き忘れたまま来てしまった。
家に帰り直ぐに矢を捜すが家の中のどこにも見当たらない。
一本の矢の在り処にまったくの心当たりがない。
何処に置き忘れたかを思い出せない。
つまり、既に忘れたことを忘れている。
困ったことになったと思いつつ昨日木曜二十日の日に道場へ赴けば何と神社境内の或るカ所に立て掛けてあるではないか。
恐らくは13日に中座して帰路に付いた折に此の場所に置き忘れたのか矢を落としことに気付かずにいたかのいずれかであろう。
何と全て失念が失念を呼び込み忘却の彼方へ追い遣ってしまっていた。
その内どころか、もう既に忘れたことを忘れる事態に追い遣られているではないか。
拙いことになってしまったものだ。