老いぼれの独り言

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先日晴れ間を見て、野田山のふもとにころがる上溝桜の生木原木を担ぎ出した。
差し渡し33センチ高さ1メートル強の大木だ。
一人では手に負えないので長男の手を借りた。
満身の力を振り絞ってヤットのことで車に乗せ得た。
優に100キロを超える代物だった。
今はわが家の物置の片隅にでんとして鎮座する。
やがて歳月の流れが此の樹の水分を飛ばし精気だけが凝縮した素晴らしき材質へ導いてくれるだろう。
自然乾燥する日を気長に待とう。
気長に待たねばなるまい。
固い信念を持ち続け持久戦に備えねばなるまい。
これまたわが身自身との格闘であり勝負に他ならない。
槌音高く (のみ )を打ち込むおのれの姿を脳裏に焼き付けながら拙き手彫りの観音様わが眼前に出現するまでさあ頑張らねばなるまい