町内よもやま話≪7≫

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輪番制とはいえ不肖わたし如きものが町会長の大役を引き受けあれやこれや思う間に早やお役御免の時期が近付いて来たではありませんか。
 間違いなく、コンリンザイ二度と再び巡り合うことはない。
 そう思うと、やはり悔悟の念がフツフツと湧きいずるのです。
 卑近な一例だが、先日校下のボーリング大会が開催されたが当町会出場者8名中男性はわたしを含め2名限り内4名は小学生と中学生で其処には他町会のお子さんが堂々とエントリされていたのです。
 これには、わたしの立場はありませんでした。
 これは、わたしの怠慢以外の何ものでもない。
 わたしは回覧用の広報で町会のみなさんへボーリング大会を案内いたし勧誘の手を施したにもかからわず其れが終ぞ回覧されることはなかったのです。
 その事由や経緯を詮索するつもりはないのだがわたしは極めて心外だったし不本意な思いで遣る方なしなのです。
 みんなで協力し合い支え合う初志はものの見事に潰え去りました。
 確かに、此のわたしには強引なリーダーシップを発揮するに足る財力も政治力も弁力も統率力も何もかも足りない。
 しかし、斯くなる旧来型の運営方式でない全員参加型の愛睦まじき町運営を志したつもりではあったがカラッキシ歯車が噛みあうことがなかったのです。
 所詮、人徳乏しき人柄ゆえどうしようもなかろう。
 
 早晩、当町会も限界集落への道を駆けずり落ちる日も必ずや到来致しましよう。
 それを阻止するための手立てを講ずることが急務ではなかろうか。
 四十代の壮年層は公私ともに多忙を極め町内会行事への関与を敬遠され拒絶されましょう其の事情はよくよく承知する。
それにしても、町運営の主導権を六十代のベテラン層の手から若手への世代交代を急がねば衰退の道を辿るは火を見るより明らかだと思う。
 若手主導で老いも若きも一体となり諸行事を精選しこじんまりとした省エネ型町内会に置き換えねばならないと思う。
なにより、この町に住む者みな等しく
ほんわりとした温もりを感じ合える雰囲気を醸し出されるよう構成員みなが協力し合わねばならないと思いました。
 其処までの、糸口にさえ手が伸びなかったおのれの非力さが情けない。