老いのひとこと

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定例の土曜弓道教室へ二週間振りに顔を出した。
其処は確かに育ち盛りの高校生見違えるほどの成長に驚いた。
射法八節の所作をほゞマスターしみんなそれ相応に弓道の様を為している。
もはや三年が経過したにも拘わらず未だ遅々とした段階に呻吟する老輩者に比し彼ら若者は青竹のように成長は早いのです。
その中にあって何と驚く勿れ一人の女の子は少々梃子摺っているような子たちにコーチャー役を買って出て手取り脚取りして手解きを施しているではありませんか。
大したものです、立派なものです。
当初はドングリの背比べであってもやがて自然発生的にリーダーが輩出され育ってゆくのです。
その彼女へ弓道部創設の呼び掛け人になったらどうかねと声を掛けると残念ながら卒業学年ですよとはにかんでいた。
道場関係の先生らも恐らく本望なことでしょう。
 
でも、まさか何があろうとも彼らからのお世話を仰ぐような事態に陥らぬようにわが身に鞭打って励まねばなりますまい。
若き高校生らと共に互いに切磋琢磨しながら弓を学べることに大いに感謝したい。
もとより講師の先生方より取り懸け馬手について微に入り細に亘る特訓を戴けたことはこの上なき幸せに存じます。
絶好の秋日和、気分爽快でありました。