老いのひとこと

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今日はテレビで衆議院予算委員会の模様を中継していた。
果たして反転攻勢の場面が見られますものか何となく物憂い眼でしばし拝聴いたしました。
やはり、枝野さんは自身の政治資金問題が咽喉元に引っかかっているのか些か精彩を欠いたようでした。
2番手に細野さんが立ち早速宮沢新大臣に喰い付いたのです。
正直のところわたしはわが目と耳を疑いました。
加齢と共に目も耳も機能ダウンしているので殊更慎重に両者の問答には食い入るように注目致したのです。
何んと日本国の原発行政の最高責任者たる宮沢経済産業大臣はあの3・11以来ただの一度たりとも
被災地へ取り分け原発が立地する福島県下へは赴いてはいらっしゃらないという驚くべき事実を国民の前に吐露されたのです。
 犠牲となられた一万六千人に近い人命と未だ行方が定まらない四千人以上の人柱のことを想うだけで普通の日本人なら目頭が熱くなろう。
 今以って仮設住宅で避難生活を強いられる二十数万人の同胞のことを想えば人として居ても立っても居れないはずだ。
 こんなわたしですら痛い足を引き摺って東北の地へ行って来た。
 悲しいかなこんな非力なわたしには何も為し得ないことを百も承知の上でそれでもとにかく行って来たのです。
 細野さんが何故行かないのかと尋問すれば宮沢さんから当を得た納得いく返答はなかったようにわたしには伺えた。
 これが本当に真実ならば、信じ難い出来事と云わざるを得ないのではないでしょうか。
 
是非大川小学校のグランドに立って、そして山影の一角から聞こえ來る子らの嬉々とした声々に耳をそばだてていただきたい。
 
 むしろ、東京電力の株主さんであって、同時にSFかSMか何な知らないが変なバーの名前が小説に書いてあった事がえらく有名になったと要らぬことを知らされてしまったのです。
 子どもたちがネット検索しなければいいなあと老婆心ながらそう思った。
 もう直ぐ間もなくして川内原発の再稼働認可の鶴の一声が宮沢大臣より発せられ日本國中に高らかに響き渡るのです。
 安倍総理大臣がおっしゃる通り確かに誹謗中傷合戦は非建設的でよろしくはありません。
 それにしても実のある政策審議が為されるためには御膳立をしっかり整えることも大切だとわたしは今日のテレビを見ながらそう思ったのです。
 今朝の地方紙の紙面には此の宮沢さんの記事はわたしが見る限り何処にも記載されてはいなかった。
 これは一体何を意味することか、うかうかできないぞー。
しっかりせいとわが身に喝を入れた。