老いのひとこと

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無断掲載
 
 
 
一強多弱の世です。
所詮は多勢に無勢、勝ち目は在りっこない。
皆の衆は挙って勝ち馬に乗り馬上より下衆どもを見縊り見下し得意然と為す。
片や、判官びいきなる言葉もあろう。
名もなきしがない一老いぼれが世に苦言を申し述べんといたしおります。
宮沢大臣は11月1日に福島第1原発を訪問なされました。
テレビや新聞等の報道機関は凡そ此の事をニュースとして取り上げられました。
これはわたしがインターネット上で知り得た情報に過ぎないのだがその多くは大臣が防護服に身を包み作業員を激励する場面として伝えているのです。
大臣が示す健気な姿として捉えて国民の多くはみな納得顔で頷くことでありましょう。
その中にあって、わたしが知る限りではあるが一つの新聞社と別系列のテレビ局が大臣が福島へ足を運ぶに至った背景・経緯にまで言及していたのです。
ただ“衆議院予算委員会で野党の追及があったので”と簡略に述べてありました。
政党名も質問者の名前は伏せたままではあるが真実を伝える公器としての機能を十分に果たしたのだとわたしは感心した。
何ゆえ以って此の二社は勝ち馬に乗らずに敢えて敗け馬に跨ったのか。
報道機関の使命に則り只ひたすら真実を伝えただけなのでしょう。
「国民の知る権利」に応えて呉れるとても勇気ある有り難い存在だと心から感服致しました。