老いのひとこと

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何が何やらわからなくなりました。
 一体この世の中はどうなっているのでしょうか。
 今朝のある地方紙の選挙特集記事に「笛吹けど有権者踊らず」の見出し文句がえらく目立ったのです。
 数百億円の国税の無駄遣いにも見える此の大義の無い解散総選挙を疑問視する一部世論も確かにありました。
 それ故に、大義の余りはっきり見えない選挙なので国民はソッポを向き笛を吹けども誰も同調しないという主旨ならばそれはそれで判らぬことでもないことです。
 ところがよく読めば、民主党の党首による名鉄エムザ前での街頭演説を引き合いに出して閑散とした聴衆の前を多くの市民は素通りする様をそれとなく強調し有権者は笛吹けど踊る者はいなかったのだというのです。
 おまけに郵政選挙で小泉さんは此の同じ個所で8000人の大聴衆を集めた実績と比べてみるまでもなく昨今の民主党の凋落ぶりを一層誇張し際立たせている内容にしか映らなかったのです。
 一強多弱の状況に更に一層油を注ぎ込んで弱者を落とし入れ疲弊させるような世論を形成しているようにしか見えなかった。
 しかし、このような論調の新聞があっても何ら可笑しくはない。
格別驚くに値する事でもない、あって当然ではないか。