老いのひとこと

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考えて見れば好いご身分ではありませんか。
 年の瀬の雑事にはほとんだ手を染めず好きなことをしている。
 別段遊興に明け暮れるわけでもないがマイペースでマイウエイを貫き通す。
 家内の手助け手伝いも云われたことをほんのお慰みにお茶を濁す程度だけなのである。
 申し訳なく思いつつも天気予報と実際の空模様を見ながらまるで間隙を盗むようにオンモへ飛び出すのです。
 本日こそは今年最後の乗り納めに致そうと飛び乗るのです。
 上り道の難所が四カ所あり最後の関門が自称するところの「額四峠」に他ならない。
 山蔭で陽射しの届かぬ箇所には今以って残雪が横たわり其処はバリバリの凍結状態のままなのです。
 確かに上る際には雪の抵抗で踏み込み辛いがそれでも何とかなる。
 問題は下り道でスピードのまま飛び込むと氷結したわだちに車輪が取られハンドル操作ができずにバランス失い極めて危険、頭部の打撲を庇って肘と肩から転倒すれば骨折ものだ。
 一度怖い目に有ったのでシフトダウンして最低速で走るがそれでもスピードが出てしまう。
 若いころなら兎も角このお歳では文字通り年寄りの冷や水どころか世の笑いものになりかねない。
 それにしても、小一時間のペタル漕ぎは最適の運動になる。
 最初の内は有酸素運動から入り徐々に無酸素運動を織り混ぜながら峠道で其のピークを迎えてからは平坦な有酸素運動地帯にて終わるのがわたしのコースなのです。
 家内に云われる先にせめて今日は仏壇と神棚の掃除ぐらいは為さねばなるまい。