老いのひとこと

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図らずも二年生へ進級が適った。


 担任の先生も大先生が担当なされ些か緊張しないこともない。


 何はともあれ、こん年からは各自各々がテーマ―を持ち寄って自由制作に当たるのが建前となりました。


 ところが、自由に何を作ってもよいとは云うものの無からは文字通り何も生じはしないのです。


 やはり、雛型サンプルがどうしても要るのです。


 幸いご近所の園林寺の本堂脇に素敵なランプシェドが置かれている。


 LED球が幻想的な雰囲気を醸し出している。


 此れに魅入る内に挑戦の的を此れに絞ることに決めてしまったのです。


 先日の窯当番の当日には午前8時半から12時半までの正味四時間は恰好のチャンス到来です。


満を持するかのように一気呵成に捏ね上げ原形だけは仕上がりました。


 残余の部分は家に持ち帰り、その翌日には制作意欲を持続させつつ潔く思い切りよくメスを入れ切り開いていったのです。


 ところが、飛んだことでハプニングに遭遇する。


 「は」の字には彫り込みが絶対に成り立たないことに気付いたのです。


 何せ、「いろは歌」に拘ったばかりに事の成り行きを最後まで見届けるのが遅かったのです。


 しかし、色んなドジを踏みながらもわたしなりの人生を存分に味わい楽しんでいるのです。