老いのひとこと

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金沢出身の元外交官孫﨑享さんが金沢にやってきて講演を為さった。


此処石川にも斯くも骨のある人物がいたとは些か驚く。


教育会館の大ホールがほぼ満席で盛況でした。


ただ街宣車もシュピレスコールもなく至って平穏裡に終えて事無きを得た。


未だこの時点では此の日本国には言論の自由が在るのかも知れません。


何せ此の孫﨑さんは例によって歯に衣着せぬ物言いで安倍政権を辛辣に糾弾為されたのです。


この様な御方がいらっしゃるのかと目を白黒させて興味津々なのです。


駐車場が大変だろうと原付バイクで馳せ参じた。


 


まるで去勢されたような面白味のない新聞ラジオにテレビに飼い慣らされてしまったわたしたちには


氏の刺激的情報発信にからだが振るえる思いで聞き入ってしまったのです。


 このようなお話に餓えている良識ある日本人はもっともっと多く居るはずだ。


 此の会場周辺を埋め尽くす大衆が醸し出す騒然とした雰囲気が類が類を呼び込んで声なき声を意思表示いたさねばならない時がとうとうやって来たのではなかろうかとつい錯覚してしまった。


 このままでいいはずがない。


 何かしらおかしい。


 巧妙なる宣伝にだまされて居はしまいか。


 もっと冷静に賢くならなくてはならない。


 卑近な例が我らが宰相によるポッダム宣言発言問題が「朝日」を除いてNHKは勿論ながら大方のテレビ局から締め出され等閑に付されてしまったという恐るべき事実、これ何をか言わんやでありましょう。


 内閣官房からの伝令が在ったや否かについては定かではないがもしそうだとすれは空恐ろしい。


 孫﨑さんはわたしたちに兎に角メデアに手懐けられ踊らされる事の重大性と危険性を語気鋭くやさしい語り口で訴えられたのでした。


 


 今朝の新聞の片隅に孫﨑享来県の小さな記事を見出しいちおう安堵した。