老いのひとこと

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先日は高校総体を観戦に羽咋まで出向いた折りに少しばかり時間に余裕があったので隣接する市立歴史民俗資料館を覗いてみた。


玄関わきの奥まった箇所に目立たぬように大小幾つかの焼物が無雑作に置かれている。


以前のわたくしなら何の造作もなく見過ごしたであろう土器の類いではあったがその時は何か重大な物を発見したかのように吸い着けられてしまった。


不思議な魔力に執り付かれたかのように魅入っていたのです。


処がどうしたことか、その陳列物には何ら説明も解説文もない。


どうもおかしいと受付にてお聞きいたせば担当のお方がいそいそと笑顔を称えながら対応して呉れたのです。


これらは一見発掘土器のように窺がえるかもしれないが実は今様にわたくし達が弥生式土器を模して制作した贋物に過ぎませんとえらく恐縮されたのです。


しかし、逆にして申せば実物に匹敵する本物のように見えたのだからその出来栄えは上々であったのでしょう。


当館主催のイベントとして土器をつくる体験会が7月25日に予定されているのだという。


それは当羽咋市の吉崎・次場(すば)遺跡から出土した実物の弥生式土器を目の前に観察しながら手捻りで土器をつくる体験会なのだという。


胸が高鳴りうずうずするではないか。


8月22日にはその遺跡跡地にて野焼きも執り行われるとのお誘いを受けたのでした。


年甲斐もなく年齢のことも考えずにまさに即座に“よっしゃ―”


“ゆくぞー”とこころにそう決めたのでした。