老いのひとこと

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余りにも高邁なる格言である。


凡人には解し難き深い意味があることだろう。


しかし、解からぬままに何とかく呼び寄せられ引き付けられてとりこになった。


満天の夜空を見上げて見れば無限の宇宙が広がる。


無いものが無い何でもあるようにも見えるがよく見れば何にも無いではないか。


でも、大宇宙の広がりからは満ち足りたとても大らかで寛大なるこころ休まる不思議な気持ちが広がるのです。


何も無いが何となく満ち足りた心境になる。


わたしには地位も名誉も財産とて何も無い。


しかし、次第に齢を重ねるうちにそれが当たり前となり無いことが苦にはならず、むしろそれでよいではないかと満ち足りた気分に浸れるのです。


巷にはグルメの美食が溢れるがわたしは三口の玄米飯になすびの小糠漬けで事足りる。


余は満足なりと噛み締め味わい満足するのです。


無ければ無いでそれで充分、満ち足りたではないかと思える心境に漸く到達したようだ。


我が国は戦後70年培ってきた平和がある。


その平和で事足り十分なのであります。


それ以上の余分な平和況してや争い事に繋がるような平和は要らない。


「われ ただ 足るを 知る」を


解からぬままに粘土を捏ねて楽しんだ。