老いのひとこと

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いい歳抱えて何にも知らない。


情けない。


インドの釈迦族の聖者シャーキャムニは生まれたときに付けられた本名がゴーダマシッタルタであったのだという。


シャキャムニは29歳で出家し35歳で悟りを開き80歳で入滅為された。


その入滅後、多くの弟子たちからブッタと崇められ釈尊とも呼ばれるようになった。


今日の鶴寿園教養講座で少しばかり教養が身に付き有り難いことです。


今日の講師のお坊さんは釈迦出家のいきさつになる四門出遊のお話をなされた。


今回も生老病死の四苦が題材に上がったことになる。


何せお釈迦様は何不自由なく裕福に育ったが至って感覚は繊細で鋭敏な神経の持ち主で在られたのだと云う。


だから城門を出て出逢った老人、病人、死人を見て必要以上に感応し悩み苦しみ鬱陶しい気分になられたのだという。


そして最後に北の門を出て出逢った沙門と呼ばれる修行者を見てシャカは其処で出家を思い立ったのだと今日のお坊さんは語られる。


 


生まれたばかりの赤子には分別がない。


ところが成長するにつれ我が目覚め分別心が生ずれば自ずと自分を苦しめるのだとお説教される。


だから出家し修行を積み分別がない赤子の心のような仏の心を会得し衆生という全ての生き物の苦しみを救われた。


それがブッタに他ならないと云うお話でした。


恥ずかしながら此の歳にしてとても有り難い善いお話を伺ったものだと感心するばかりです。