老いのひとこと

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野次馬根性丸出しに街中サロン健康講座に顔を出す。


演題が「筋肉の重要性と食物のコツ」・「姿勢と脳の活性化」と大いに関心を惹く。


往時の平和町商店街に会場があり定刻前にも関わらず既に満席ざっと五六十名の超ご高齢の奥方たちで埋め尽くされている。


随分躊躇したが数少ない老紳士の一人として何んとか末席を確保させていただいた。


高齢者の健康促進を願い市民病院が設けたらしいが応募したのが奥方ばかりとは此れ驚きだ。


わざわざ地元の大学からお二人の先生が参られご講演なされた。


聴力とか認知度などを考慮の上それは噛み砕き噛んで含めるように高度な学術用語を丁寧に解説なされる。


元気の良い奥方たちはみな漫談を聞くがごとく元気のよい笑い声で応じて先生方のお話を真剣に聞いていらっしゃるではないか。


まさに笑うこと自体が健康寿命延伸策の


1丁目1番地となるのでしょう。


脳の活性化の為或いはロコモ対策上正しい姿勢を説かれるのかと思えば真逆で首を前に出す前傾姿勢こそが理に適っているといわれる。


直立不動の姿勢では確かにスポーツは出来ない筈そう云えばその通りです。


脳の活性化のために頚部の前だし運動を奨励なされた。


面白かったのは歩く時には足の指も同時に使って蹴り出しなさいと諭されました。


夜回りには此れを励行しよう。


 


一つ腑に落ちなかったのは加齢共に運動を忌み嫌い食欲も減退し低栄養状態に陥り易く結果的に筋肉が落ち悪循環即ちフレイルサイクルなることにならぬようにしなさいと戒められた。


処が此れとて此のわたしには真逆で高血糖で打ちひしがれている者には此のお話から高価値を見い出すには相当大きな抵抗感を禁じ得なかった。