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絶好の好天、抜けるような青空を体育館のガラス越しに
相も変わりもせぬ素振り三昧。
相方なしのシャドー稽古も乙な味。
右足攻め込み正面打ちの功罪や如何に・・・
ヤッテモやっても埒が明かない老いぼれ剣士です。
尚道館日曜会稽古
日曜夕刻五時過ぎより正味小一時間、近隣の剣道同好の士が馳せ参じ汗を流す。
只ひたすら切り返しと正面打ちに終始する。
愚直なまでに首尾一貫性を貫き通す特異なる稽古なり。
耳を劈く裂帛の気合が道場に充満する。充実の一時を体感し、快汗と共に一切の老廃物を燃焼させるに足る爽快感と清涼感を共々味わう。
立ち会う相手は忙しなく入れ替わり立ち代りしょうが、その都度その都度一期一会の心境で“お願いします”と一礼し、終われば“ありがとうございました”と挨拶を交わす。
子供じみた幼稚な仕種であれ、立ち会う相手とは“逢うは別れの始め”の言葉通り生きるか死ぬるかを峻別する勝負に遭遇せしものと心得て、窮めて厳粛に且つ真摯に立ち向かわねばならないのである。
もとより、基本打ちの動作であれ元太刀の体を正中線もろ共に一刀両断しなくてはならない。
刃筋正しく手の内の利いた冴えある一撃が要求されよう。打つにあらずして相手を斬らねばならないのである。
一瞬にして相手が成仏できるように全身全霊で以って一心不乱の一撃が今こそ要求されるのである。
相手の心技体をもろ共両断できるように全身全霊の力を振り絞って手抜かりなく一心不乱に切り込まねばならないのである。そうでなければ、相手に無礼と言わざるを得ないのである。
同時に此の時こそ、己自身が身を挺してわが命を曝け出す覚悟を修得できる絶好のチャンスなりと捉えているのであります。 謝謝
