富永半次郎先生
わたしの、読解力は極めて貧弱で遅鈍である。
富永半次郎著「剣道に於ける道」を県立図書館より借り出したまま一向に返本しようとはしない。
幸い予約者が入らないので延長また延長、借りっ放しが叶うのです。
飛ばし読みとか斜め読みではない速読術を、此の歳ではあるがトレーニングすべきとつくづくそう思う。
字引とルーペは、片時たりとも手離せない。
一雲の書いた『夕雲流剣術書』のこと=(4)
その後、昭和14年には富永賢吾氏が「肥後武道史」の中で『無住心剣傳法書』を世に表わしている。
つまり、『相抜け』を評価する世論形成に役立った。
富永先生は、人類の将来への希望のともし火を照らし続けられるお方だ。
つまり、実に画期的な出来事として夕雲と一雲の師弟間で成就した『相抜け』そのものを高く評価した。