老いぼれへぼ剣士の形稽古《5》

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日本剣道形稽古心得覚書(5)
 
一般的な心得
四つ 或る先達の言に従えば、「先先の先」の技にて執り行なう一・二・三・五本目では、仕太刀は打太刀の打突をあらかじめ予知して、それを外して勝つの意味なのだとおっしゃる。
 また「後の先」にて執り行なう四・六・七本目は、仕太刀は打太刀の打突を咄嗟に外して勝つ理合なのであると説明している。
実に含蓄のある奥深い中身の金言である。
この「先先の先」と「後の先」を、明らかに峻別しながら稽古するのはとても意義深い事のように思う。