老いぼれんp独り言

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どうも最近体調がおかしい。
新聞にもテレビにも興味がわかない。
処が何故かしら難しいクラッシック音楽に魅せられるのだ。
奏者の真剣な眼差しが堪らない。
わたしには音楽に対する素養は全くない。
だから訳もなく只ひたすら無心で聞く。
 
いま此処で、クラッシック音楽と武道を対比してみてもまったくナンセンスだ。
ただ、武道的観点でステージ上の楽員を眺めて見るといろいろ面白いことに気が付く。
とにかく楽員さんたちは懸命だ。
決して手抜き行為はない。
怖いくらいの眼差しなので真剣さの度合いが視聴者に諸に伝わってくる。
これはいったい誰と対峙しながら演奏をしているのか。
まるで命の遣り取りをしながら熾烈な真剣勝負に挑むような迫力は何処から湧き出るのか。
 
先ずは固唾を呑む大観衆の真剣な眼に答えねばならぬでしょう。
また、真摯なコンダクターの指揮棒に答えねばならぬであろう。
はたまた、偉大なる作曲家の遺志に答えねばならぬ場面もあろう。
さらには、楽団の一員として己自身のプライドに答えねばならぬこともあろう。
藝術家として至純なる技を追及する飽くなき姿なのでしょう。
四方八方の的に神経を尖らせ対峙している姿が堪らない。
 
からっきし音楽が解からなくてもこの不思議な魔力に魅入ってしまうがです。