うらなりの記《117》

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第三章  私は在り来たりの人でありたかった
 
 喘ぐような呻き声で絞り出した茶番劇のような独演会はいよいよ終末に至った。
 一見すんなりと立ちはだかったわが姿は正に虚構に過ぎません。
わたしの中に秘められた数々の虚像の実態を自らの手で暴き出してしまったに過ぎない事なのです。。
 赤裸々にわが真実の一部分を語り、子や孫たちにその真実の一部始終を開陳してしまったこのになるのだが・・・
 
 それを受け取る立場の者たちが居る。
 その者たちには、その一 妻容志子と中川家の人たち、その二 長男克知家と柴野家の人たち、その三 次男敏文家と越野家の人たち、その四 三男道弘家と中嶋家の人たち・・・
 この章は稿を改めて後日集大成せねばなるまい。
眞實、わがライフワークとせねばならない。大きな宿題になる。
でも、それに取り掛かる糸口は、今のところはないのです。