老いぼれの独り言

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樹木銘板が届いた。
当初は間伐材を用いた木製のものを予定したらしいが役所の方で予算措置を講じたらしくプラスチック製に落ち着いた。
計画発案の段階ではクリーンキャンペーン等の実施日に併せて衆目の前でお披露目することも考えたが鳴り物入りで仰々しく喧伝するのは当町会設立の趣旨からして差し控えてほしいとの起っての意向を請け断念する事にした。
尤もなご意見に違いない。
そこで、ある日目覚めて見たら町内の樹木に異様なものがぶら下がっていると云う奇策にした。
みて見ぬふりをして通り過ぎるもよし暫し佇み文字盤に目を遣るもよし極めて関心寄せればQRコードを読み取らせてもよしやがては此れがごく自然な情景として溶け込んでくれればそれでよいことなのである。
設置の段階では当町会に所有権管理権は生ずるらしいが既に当町会は此の所有権並びに管理権を全面的に市当局の方へ移譲する手続きを執り終えている。
従って、今後此の銘板が破損紛失しても当町会には何ら一切の責任問題が生ずることはない。
全て市役所“緑と花の課”が責任を負ってくれるらしい。
 
いずれにしろ設置の労を誰かが執らねばならない。
わたし自身が表に出て執行する手もあったが此の際総務さんに一任する方が無難と判断した。
ところが何を早合点されたのか御身単身にて電光石火の早業で二十五枚の樹木銘板を瞬時にして公園内に散りばめて下さったのです。
有り難い事には違いないのだが
好からぬことで巷では早くも変梃りんな風聞が行き交う始末なのだ。
 とかく娑婆なんてこのようなものなんでしょうね。
 しかし、此れにて一件落着、全て了と致すべし。