老いぼれの独り言

イメージ 1
 
 
年度末が直ぐそこまで近付いて来た。
次年度へスムーズに移行できるように
三十名に及ぶ新役員の陣容を整えねばならない。
 これこそが最後のご奉仕に違いない。
 
 処がご多分に漏れることなく、此処当町会においても自薦他薦を含めて引く手数多と申すわけには行くはずもなく難渋苦渋せざるを得ないのです。
 魔の時期を迎えたことになる。
 
 幸いなことに当町会には四役と班長に関しては輪番表が前以て作成されている。
 
 ところがすんなり行くはずの筋書きが好からぬことで脱線したりして軌道修正もままならないのです。
 こと世話役人事の難しさを今更のように思い知ったのでした。
 電話越しに依頼するのも無礼かと思い寒風吹き荒ぶなか直接門ごとに頭を下げに参ることに決めた。
 お頭を下げた甲斐もなく無下に断られれば無性に虚しさが弥増すのです。
 かと思えば、こちらの意中を察してとても好意的なご協力を頂けますれば抱き付きたいくらいに感謝の気持ちが昂るのです。
 今更のように、色んな人たちに接し様々な人間模様を垣間見たことはこれまた貴重な体験を戴いたことになる。