25種の樹木に銘板が宛がわれました。
樹々も颯爽と活き返ったように誇らしげに映る。
ところがどうしたことか「ハナミズキ」が見付からない。
捜してもさがしても見当たらない。
ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属とある。
花は4~5月で葉の出る先に花が咲くと云う。
葉の形はよくよく酷似した「ヤマボウシ」より一回り大きいのだという。
また、果実は楕円形の小さな身が集合して付きどうも食べられないらしい。
更に決定的な樹皮の特徴が灰黒色で細かくひび割れしている事なのだと図鑑は教えてくれた。
斑点の付いた一つの丸い実の中に小さな果実が集まっていてとても美味で果実酒の良い材料にもなるという。
そして、此の「ヤマボウシ」の原産地は外でもない日本国なのだという。
此の瓜二つのような似た者同士なのだが決定的な相違点は樹皮に在るのだという。
隈なく捜した結果、唯一此の樹皮の特徴を有する樹木を一本発見した。
樹皮が灰黒色で細かくひび割れしたその一本の樹は既に枯死していたではないか。
早速、役所の樹医担当の上田さんへ照会し鑑定鑑識を依頼した。
さて、鑑定やこれ如何に!