老いぼれの独り言

イメージ 1
イメージ 2
 
 
25種の樹木に銘板が宛がわれました。
樹々も颯爽と活き返ったように誇らしげに映る。
ところがどうしたことか「ハナミズキ」が見付からない。
捜してもさがしても見当たらない。
ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属とある。
別名アメリヤマボウシと云われ原産地はアメリカなのだという。
むかし東京市長をしていた尾崎行雄ソメイヨシノの苗をワシントンへ送った返礼に此の樹をいただいたのだという。
花は4~5月で葉の出る先に花が咲くと云う。
葉の形はよくよく酷似した「ヤマボウシ」より一回り大きいのだという。
また、果実は楕円形の小さな身が集合して付きどうも食べられないらしい。
更に決定的な樹皮の特徴が灰黒色で細かくひび割れしている事なのだと図鑑は教えてくれた。
此の「ハナミズキ」とまったく同じミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属に属する「ヤマボウシ」が存在するのである。
花は5月~6月で「ハナミズキ」よりやや遅く、葉が茂った後に花が付く点からして前者とは異なるというのです。
斑点の付いた一つの丸い実の中に小さな果実が集まっていてとても美味で果実酒の良い材料にもなるという。
そして、此の「ヤマボウシ」の原産地は外でもない日本国なのだという。
此の瓜二つのような似た者同士なのだが決定的な相違点は樹皮に在るのだという。
ハナミズキ」と異なり此の「ヤマボウシ」の樹皮は遠くから見てもまだら模様で一目瞭然だという。
 
隈なく捜した結果、唯一此の樹皮の特徴を有する樹木を一本発見した。
樹皮が灰黒色で細かくひび割れしたその一本の樹は既に枯死していたではないか。
しかし、その樹皮のようすからして間違いなしにど素人なりにわたしは此れこそは「ハナミズキ」なりと命名してしてしまった。
早速、役所の樹医担当の上田さんへ照会し鑑定鑑識を依頼した。
さて、鑑定やこれ如何に!