老いぼれの独り言

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先日「多々緑化」の若き社長さんから電話が入り、予てよりわたしが所望していた木片を所定の場所に搬出してあるので取りに来るようにとのことである。
対価は一切要らないという。
何んとも気っ風の好い若き社長さんであろうことか。
早速見聞に参ればその実物たるや此れ何とも驚くべき巨大すぎる物体なのだ。
怪力揃いが二三人寄って掛かっても引っ立てることすら覚束ない代物だ。
まさに思案投げ首の体に至ってしまった。
他人様よりチェーンソーかノコギリを借用し細断しようと思ったがどうもままならない。
第一この保管場所のこと自然乾燥までの年月の事など考え倦んで、併せて我が身の老い先幾ばくとてない御歳を考慮致せば所詮木彫りの仏像彫りなんて夢のまた夢のお話であることに気付き始めた。
やはり、一切をご破算にして諦めざるを得まいと判断した次第なのだ。
たまたま本日の弓のお稽古で出逢った村本氏に此の経緯を告げると彼はハシッと手を敲いて願ってもない好い話があると身を寄り出すではないか。
わたしに任せなさいと言う。
木彫彫りに造詣の深い知人がいるので話を持ち掛けて見ましょうとおっしゃるではないか。
早速、撮影済みのその物体のデーターをメールにて送付しておいた。
廃材として切り砕かれるより理解ある御仁に匿っていただければそれに越したことはない。
あとは朗報待ちだ。
引き取って戴ければわたしにしたらクリスマスのプレゼントが舞い込むようなものになる。