老いぼれの独り言

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 弓に剣
    居合揃えて
        春の陣
 
 わたしは根っからの慾張りでがめつくさもしいタイプなのです。
 一芸に焦点を絞りどことん徹して追及致せばそれ相応の成果を得ていたのかも知れないが三日坊主の飽き性で何もかもが虻蜂取らずに終わってしまうのです。
 若き頃、長谷川英信流の大御所政岡壱實先生に師事しながらのらりくらりとちゃらんぱらんにやっている内に何時の間にか老境に達してしまった。
 また、五十の手習い宜しく東署道場にて北村忠雄先生門下に入ったがこの竹刀剣道も五段の障壁にぶち当たり腰砕けのまま今日を迎えてしまった。
 生来の悪癖で一昨年より弓の道に魅せられて兼六園弓道場の門を敲いたのだが遅々として進まず未だに巻藁の前で呻吟する有り様なのです。
 武芸十八般の内三つを手掛け物にこそ成りはしなかったが今以って細々と修行の道を積む事を日課と致す身ではある。
 殿さまの「春の陣」に備えて、先陣を給わりたく準備おさおさ怠りなく諸芸を磨く昨今なりと申したいのです。
 云ってみれば幼児のようにわらびしい限りではありませんか。
 併せて最近には「自転車道」に嵌まっているのです。
 「じてんしゃみち」ではなく「じてんしゃどう」にです。
 坂道を行くは「忍耐力」で耐え忍び抜き当に人生そのものを実感できる素晴らしい武道の一つなのです。
 更には、わたしには「ブログ道」が重なる。
 一日一投稿を自身に課すことは結構きつい事なのです。
 直ぐにやって來るかも知れない「春の陣」に対処対応できるように老骨に鞭打つのです。