老いのひとこと

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老体にムチ打って武蔵が辻までペタルを漕いだ。


まさに常軌を逸する変事であり異常と云うしかない。


我ながら尋常ではないことに気付いてはいたがどうしてもわたしは自分の良心に従うまでです。


とにかくマイクを握りしめる岡田代表の前に群がる大群衆の中に独り割り込むことをたくらんだ。


ところが、豈はからんや殊の外その群れはそんなに大きくはないではないか。


予感的中せりで我が身独りが遠く馳せ参じたおのれの行為に独り頷いた。


道理で、マイクを握る代表の声に何処となく何時もの覇気がないのだろう。


会期中の国会の間隙を縫っての地方遊説なので恐らく困憊の身を押しての強行軍であったのでしょう。


 


代表とて人の子かと思いきや、やがて次第に語気に熱籠もりいつもの岡田節に変わりいつもの主張が繰り出されたのです。


 


そして、宴たけなわのその時辺りを震撼させ劈く轟音が鳴り響いた。


なんの前触れもなく行き成り突然、尾張町より闖入した黒塗り街宣車が音量一杯にして日本民主党の訴えを完膚なきまでも掻き消していた。


拡声器の性能に雲泥の差が有り惨めなくらいに粉砕された。


抗する術もなく音の暴力の前に完敗した。


事の重大性がひしひしと我が身にもろに伝わる。


思わずシャッターを押したがその身が先方からの被写体となることを完全に意識しての行動でした。


でも岡田代表よ、決して拡声器の性能を競うような愚行は避けてください。


軍拡を為すように音質音量で覇を競うよりハンドマイクでいい香林坊まで徒歩行進による街宣で日本国の窮状を訴えられたら如何なものでしょうか。


本当に命を張って法案阻止を目指すなら直に民衆の中に入り民衆に訴え民衆を味方に入れるべく命懸けで取り組んでいただきたいものです。


 


小異を棄てて大同に付く事、いよいよ野党共闘がモノを云う時が来たのだから岡田代表あなたの出番は此の一か月間なのであります。


大きな期待を寄せておりますよ。