老いぼれへぼ剣士の形稽古《4》

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日本剣道形稽古心得覚書(4)
 
一般的な心得
 
三つ 太刀の形で、間合いに入ってから打太刀は機を見て打つとある。
 此の機を見て打つの意味は、
❶ (先ず打太刀が攻めの気勢を示す)
❷ (仕太刀は攻められて心が動き技を出そうとする)
❸ (打太刀はその出頭を捉えて先の技を出す=機を見て打つの意味は此処にある)
 
❹ (仕太刀は、その打太刀の動きをあらかじめ察知して応じ技へ転ずる=一・二・三・五本目は先先の先の技と相成る)
❹´ もしくは(仕太刀は、その打太刀の動きを咄嗟に外して応じ返す=四・六・七本目は後の先の技と相成る)
このように解釈してみた。
 この「機を見て打つ」の見解は当方が書物から得た知識に独断と偏見を交えて試みましたる私的な仮説に過ぎません。
念のため申し添えます。