老いぼれの独り言

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まったく以って尾籠な話で噺にもならないハナシだ。
 いつものように喜び勇んでラジオ体操会場へ赴いた。
 自転車を置いて藤棚の下の休憩所まで来ると何かしら左の足の足首付近がおかしい。
 目を遣れば白き物体がズボンの裾から顔を出しているのはないか。
 咄嗟に、わたしは直感した。
 同時に、わたしはその辺り一帯に人影の有無を確認した。
 幸い、少年野球の小学生数人以外人の気配はなさそうだ。
 白き物体は纏わり付くことなくすぽんと足首から抜けた。
 そして、上着のポケットに捻じ込んだ。
 何食わぬ顔をして日課の第一番目ラジオ体操を何とか無事にこなしたのです。
 何を隠そうことか、この一連のハプニングのあと靴下等々の脱着作業が儘ならないのだ。
 取り分け、右足がぎこちなく思い通りに処理できないのがもどかしく歯痒い限りであった。
 案の定、このような無様な形態で裏目がでるとは此れまさに驚き桃の木山椒の木だ。
 衣類脱着時には二度と再び同じ失敗を繰り返さないよう確と肝に銘じた次第なのだ。