2013-01-01から1年間の記事一覧

敗者の条件≪6≫

五つ目の戒文は 【敗者は自分で言い訳をして不可能であると先に壁を作っている】とある。 米国の学校で高等教育を目指す若者が少なくなったらしい。 それに引き換え中国からの留学生が激増しているらしい。 詳細なデーターはないが日本の若者層の留学離れが…

老いぼれの独り言

ウワミズザクラはバラ科の植物でウワミズザクラ属の落葉高木だという。 漢字で表せば「上溝桜」となる。 語源を辿れば、記紀の時代に天の香具山に遊ぶ真牡鹿を捕らえ、その肩甲骨の裏に溝を彫りこのウワミズザクラを燃して焼けばその溝にひび割れ生じ吉凶を…

老いぼれの独り言

9月4日の突風で倒れてしまった巨木上溝桜の無惨な姿に気付いたのが漸くにして10月3日の日でした。 先祖を気遣う気心が如何に好い加減であったかがよく判る。 一週間後、もうそろそろ片付いているだろうかと9日の昼下がり24号能登沖通過の最中に訪れ…

老いぼれの独り言

野田山へはお彼岸参りができなかったので10月の3日の日に赴いてみた。 其処で目にした光景は驚愕に値するものでありました。 金太郎と清三郎父子の墓石の真横に鎮座したウワミズザクラ(上溝桜)の巨木が根元よりものの見事に倒壊し果てていたではないか…

雑草園顛末記《33》

不憫にも感じ勿体なくも思いつつも柘植の成木二本は根元からノコギリ挽きの刑に処した。 二メートルを超す大木に成長した五葉松はノコギリの歯が立たず幹諸共根こそぎ薙ぎ倒した。 斬首の刑に処したも同然で非情な事を為したものだ。 その内必ずや罰が当た…

老いぼれの独り言

ご住職さま わたしは年甲斐もない非常識なる軽薄子なのです こころが貧弱でいやしい薄情者なのです 先日の報恩講に際し一たびは着座しておきながら途中にて中座致しとんずらしていまいました 恥ずかしい守銭奴のような行為をお詫び申します お許しください …

老いぼれの独り言

笑えぬ笑い話、またしても頓馬なドジを踏んでしまった。 幾つになっても馬鹿はバカ、呆れたものですよ。 近所にお寺さんがある。 随所に五色の仏旗が掲げられ報恩講を案内している。 そぞろ中を覗えば、本堂には十脚余りの椅子が配置され参拝者はほんのちら…

老いぼれの独り言

銀行畑とは無縁のわたしが何故半沢直樹の世界に魅せられのめり込んだのか。 恐らく、生来より外面に気を掛ける内弁慶の身ゆえ内攻的であり結構多事多難な事が覆い被さって來るのです。 齢重ねて「喜寿」を迎えたとはいえどうしてどうしてそれどころじゃない…

老いぼれの独り言

たわいのないことです。 毎朝のラジオ体操への行き帰りに見聞きすることです。 とある休耕田跡の空き地に差し掛かるとコオロギたちの大合唱が耳に入る。 まるでわたしの到来を待っていたかのように一斉にタフトが振られたような錯覚に陥る。 一糸乱れぬ大コ…

老いぼれの独り言

死んでしまった我が仔の齢を幾ら数えてみても始まらない。 民主党政権が自身の墓穴を掘った確たる一つが尖閣問題に違いない。 先月のとある日の新聞に時の官房長官仙谷さんが中国漁船の船長を処分保留のまま釈放したのは菅政権首脳部の政治的判断だったと開…

うらなりの記《119》

第四章まとめ Ⅱ それにしても庶流の分家筋が差し出がましく僭越なる振る舞いに出てしまったことは決して本意とはしないのだが、敢えて大方のご批判とご非難を潔く受けねばならないと思っている。 加えて人的配置を系統立てて客観的に組み立てたものとは相違…

老いぼれの独り言

先日9月25日の夕刻には突然の驟雨に見舞われた。 びしょ濡れになって観光会館へ赴き「公園愛護のつどい」なるものに参加してみた。 山出市政の緑化政策に伴う置土産的成果なのでしょうか市内には八百有余の夥しい数の公園があるのだという。 ところがど…

老いぼれの独り言

わたしにとっては日課の一つになったサイクリングロード、通称四つ額峠を越えれば下り坂に差し掛かり四十万の集落へとつながる。 登りの難所を征してルンルン気分で風を切ってどんどん走る。 遠くの微かな金木犀の香を捉えて間もなくすれば毬栗の里に入る。…

老いぼれの独り言

目下やまだ病院に入院中 愛用のPCによからぬプログラムが進入し容量を侵食してしまった。 瀕死の症状を呈したので山田病院の緊急治療室へ9月25日に強制入院させた。 主治医は森医官で全治一週間程度との診断が下りた。 如何ともし難い。 ばん止むを得…

ニュージーランド行き《3》

ニュージランド紀行 二〇〇六年三月二十六日~四月二日 ③また、この国には大型肉食獣がいない。熊や狼もいないらしい。 爬虫類の鰐はもとより蛇の類も一切生息してないという。 そのことがフォッサというジャコウネコの仲間の小動物が天敵がいないことから…

老いぼれの独り言

日曜会のホームグランドは本日を以って野々市尚道館から鶴来武道館へ変更された。 稽古メニューは変わることなく頑なにその一徹さを貫き徹す。 只ひたすら打ち返しと正面打ちを繰り返すのみである。 誰しも異論を挟むものなく積年の善き伝統を本日の稽古に…

老いぼれの夕雲考《117》

夕雲流剣術書 小出切一雲 誌(43) 人間は万物の霊長なり 【人と云ふは元來萬の靈長たり、其靈なる仔細は、未だ世を受けざる以前に天にそなはる理と云ふものあり、這の理中には元亨利貞の四徳そなはる、其天の理を感得して人と生るヽ時、性と云もの備はる…

老いぼれの独り言

恐らくこのわたくしは傍目には花咲じいさんや正直じいさんなんてとんでもない。 むしろ選りすぐりの意地悪じじい欲張りじじいに映って居ようことでしょう。 現に今日のわたしをルポルタージュ致せば、先ずは早起きは三文の得があろうかとご来光に手を合わす…

老いぼれの独り言

正直じいいさん 灰まけば 花は咲いたよ 枯れ枝に 薄紅色の ハナミズキ 枯れ木に花がつくように

老いぼれの独り言

日本人の奥ゆかしさの一つに「こころで悲しんでも顔で笑いなさい」という言い種がある。 義憤に堪えぬ怒りに遭遇しても顔と目は優しく笑みを湛える優雅さを尊ぶらしい。 北上する台風18号を横目で見ながら「川祭り」の諸準備は間断なく降りしきる雨の中敢…

老いぼれ教師の回想記《120》

青天の霹靂=その1 遠いむかしのことである。 その息子たちも既にあの当時のわたしの年齢に達しようとしている。 すべて時の流れが解きほぐしてくれたことになる。 なんとか親子ともども平穏な道をそぞろ歩けることを喜ばねばならない。 宜しからざる事は…

老いぼれの独り言

何時ものふれあい体育館で何時もの練習メニューを熟 (こな )していたら見掛けない奥方からお声が掛かった。 卓球の相手になってほしいという、つまりはわたしと一緒に卓球をして遊びましょうというお誘いの言葉に他ならない。 面識なきご婦人ではあったがむ…

老いぼれの独り言

尚道館での稽古が敢え無くして終わった。 日曜日の夕刻、最早此処では竹刀を振り下ろす事が叶わぬことになってしまった。 おのれの修錬の場を失った。 おのれの自己実現の場を失った。 おのれの非心を一刀両断に切り裂く場を失った。 おのれの鬱積した蟠り…

老いぼれの独り言

兼六園弓道場で遊学館高校の「土曜自主講座」なるものを見学した。 学年も性別も問わずに弓道を志した十数名の求道家が黙々と道場に坐す。 座学にて武道とは何たるかについて、また弓道の因って来る自主自立の精神の大切さを懇切丁寧に諭されていた。 高尚…

老いぼれの独り言

又しても、見ず知らずの他人様の畑に闖入し断わりも無く生い茂る雑草を引っこ抜く。 チャンチャラ可笑しい。 とても滑稽だし常識的にはあり得ぬ非常識な行為である。 偽善家ぶるのは止しなさいと四方八方からお声がわたしの全身に降り注がれる。 にもかから…

津田家のルーツを辿る≪5≫

5 人持組津田玄蕃家の相続問題 内蔵助正行の死に伴い津田玄蕃家当主は内蔵助の養子斯波玄蕃が十二代目として継承した。 玉川図書館の近世史料室が所蔵し保管する玄蕃家の由緒書きは、唯一此の斯波玄蕃(斯波蕃 (しげり ))が明治三年に作成した物だけが残…

老いぼれの独り言

とても興味があったので第6話のDVD録画を入手し、取り分け激しく打ち合う場面を繰り返し再生しいろいろ分析してみた。 意気消沈の果て路上に蹲る近藤さんに半沢は近寄り「ちょっと付き合わないか」と誘う。 まさかセットのようには見えなかったが恐らく…

老いぼれの犬日記《30》

例の老犬の事だがどうしても気になる。 ある日通りかかると小屋の外に出てもだえ苦しんでいるではないか。 わが愛犬の断末魔の形相をいやが上にも彷彿させた。 しばし目をとめて観察するが確かに苦しんではいるがようすが穏やかなのだ。 自転車から降りてよ…

老いぼれの独り言

25種の樹木に銘板が宛がわれました。 樹々も颯爽と活き返ったように誇らしげに映る。 ところがどうしたことか「ハナミズキ」が見付からない。 捜してもさがしても見当たらない。 ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属とある。 別名アメリカヤマボウシと云われ…

老いぼれの独り言

樹木銘板が届いた。 当初は間伐材を用いた木製のものを予定したらしいが役所の方で予算措置を講じたらしくプラスチック製に落ち着いた。 計画発案の段階ではクリーンキャンペーン等の実施日に併せて衆目の前でお披露目することも考えたが鳴り物入りで仰々し…